2024年3月8日金曜日

鳥山明さん 逝去

 鳥山明さん が3月1日に逝去されたとの事です。

残念です。

私たち親世代の幼少期から楽しませて頂きました。


2024年3月3日日曜日

男性ができる妊活 も沢山ある

男性の精子の質も妊活に(実は産まれる子供の健康にも)大きく影響します。子宝先生である野崎 利晃先生の投稿をシェアいたします。

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精子の質を良くするためにすぐに始める妊活
~SUPER SPERM誕生のために~
精子の質は、年齢に相関するとは限りません。しかし精液所見と質には明確な相関がみられます。よって、精液所見を改善することは精子の質を良くすることにつながります。しかし、年齢と共に男性の妊娠力が低下していることは確かです。つまり年齢と共に精液所見が悪くなっているという事が言えます。奥様ばかり原因探しをしていませんか?もしかしたら?と思ったときはすでに遅いですね。不妊専門クリニックを受診する場合はご夫婦での受診を強くお勧めします。



男性が出来る妊活を以下にまとめましたので参考にしてください。
【1】禁煙 喫煙が身体に悪いことは自覚されていると思います。もちろん精子にも影響するのです。産まれてくる子供のためにも、禁煙してください。※精子のDNA損傷が起こると受胎能力だけではなく、流産リスク上昇!将来の子供の病気に影響します。
The combined OR of 2.48 (95% CI 1.52, 4.04, P < 0.0001) indicates that sperm DNA damage is predictive of pregnancy loss after IVF and ICSI. Nature 432, 48-52 (4 November 2004) Sperm DNA damage is associated with an increased risk of pregnancy loss after IVF and ICSI: systematic review and meta-analysis

【2】毎日の運動 運動を積極的にしている人の精子が1億/mlだったとき、積極的に運動していない人の精子は5780万/mlであり、テレビを一切見ない人の精子が1億/mlだったとき、一週間に20時間以上見る人の精子は平均で5400万/mlだったということです。
【3】人工甘味料を止める 人工甘味料を一切やめたことで、精子数、運動率が改善し、最後のARTの時にAIHでも大丈夫ですねと言わた経験があります。そんなに改善しました。※http://www.nozaki-kanpou.com/blog/archives/2334
【4】禁欲期間は短く 精子はおよそ72日かけて毎日出来ています。しかし、3日間で老廃物になってしまいます。4日前の精子がいるところへ新しい出来立ての精子がうまれたとき、新しい精子にとって古い精子はストレスになります。毎日射精してもよいですが、私はカウンセリングにおいて1週間に2回以上の夫婦生活をお話しします。
【5】ビタミンC,Eを積極的に摂取 生野菜を積極的に摂取してください。酸化度は受胎能力に影響します。
【6】トランクスを履く 何故睾丸が体の外に出て、しかもシワがあるのか。精子というのは非常に熱ストレスに弱く、温めることで劣化してしまいます。もちろんサウナもやめて頂きますし、仕事柄睾丸に熱を持ちやすい方は冷やす努力をしてください。
【7】育毛剤を飲まない 育毛剤にはフィナステリドという男性ホルモンを抑制する成分が入っております。副作用として精子数の減少、EDのリスクが上がります。
その上で、性感染症の検査、精索静脈瘤の検査を行ってください。いつか子供が欲しいと思った瞬間に1から7を実行してください。射精精液中に精液が無い時は、男性不妊専門医に相談してください。

2024年1月28日日曜日

体温を高く保つという事

私たちの体が体内に侵入したウイルスや細菌と戦ったり、がん細胞を死滅させる必要がある時には、発熱が起こります。

発熱するというのは、とても大事な免疫反応であり、その結果咳や鼻水などにより、ウイルスや細菌の死骸を排出するのです。

しかし私たちは発熱すると すぐ解熱剤を服用したくなります。特に日本は当然の如く、風邪に対して薬を飲む国です。海外では薬など飲まずビタミン剤と休養により免疫を高めて、風邪を治します(これを書いている私自身もダメだと分かりつつ風邪症状だけを手っ取り早く抑える為に、薬を飲むこともあります。本来は薬で症状を抑えてもウイルスや細菌は死んではいないのです)。

解熱剤により血流を止め、発熱という免疫反応を薬で下げてしまったり、咳や鼻水などの症状を止めてしまう行為は、免疫活性を下げてしまうばかりか 重篤な副作用の可能性をもたらしてしまうという事なのです。

ですので、小児科では、子供の発熱をむやみに下げません。解熱剤は熱が39℃ 以上になったら飲ませるようにと指示があると思います。


平熱に関して言えば、36.5℃が 免疫がしっかり機能する健康体温なのですが、最近では平熱が35℃台と低い人も少なくない様です。

日常、冷たい飲み物をいつも飲んでいたり、糖分を多く摂取する習慣は体温を下げ、免疫を下げる結果に確実になりますので、

お勧めとしては日常よく歩き、三度の健康的な食事をしっかり食べ、夏でも常温以下の飲み物を習慣的に飲まない事です。  

ちなみに冷たいものをよく飲まれる方に口内炎ができやすいのも、胃腸を冷やし免疫が落ちている証拠なのです。




2023年12月22日金曜日

患者様の嬉しい ”気は心”

 先日、小学生の女の子が、折り紙で私にと 作って来てくれました。

”気は心”です。嬉しいですね(^ ^)。



2023年12月13日水曜日

常に人の気持ちを感じられる子供に育って欲しい

 今回は「小学生の時、僕は」という話をご紹介します。

殺伐とした現代に、共存社会における 人を思いやる心 の大切さを思い出します。

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小学生の時僕はイジメられていた。
無視されたり叩かれたり・・・死にたいとは思わなかったけど学校に行くのはとても辛かった。
イジメをするのは一部のクラスメートだけだったけど他の子たちは自分もイジメられるのが怖くて、誰も助けてはくれなった。

ある日授業で「自分のお父さん」の事について作文を書く授業があった。
先生はなんでもいいんだよ。
遊びにいった事とかお父さんの仕事の事とかでいいと言っていた。
けど僕はなかなか書く事ができなかった。
クラスの子達はみんな楽しそうに書いている中、僕一人教室のなかでひとりぼっちだった。
結果から言うと作文は書いた。
書いたのだが「自分のお父さん」というテーマとは違う事を書いた。
あとで先生に怒られるかも・・・またこれがきっかけでイジメられるのかなと子供心にとても不安だった。
でもそれしか書けなかった。

作文は授業の終わりと同時に集められ先生は「じゃあ来週発表会をします。」と言った。
先生はそのまま教室を後にした。
その後は頭を叩かれてイジメられているふだんの僕がいた。
「じゃあ今日は発表会をしてもらいます。」
今日は作文の発表会の日。
先生が選んだ中から順に書いた本人に読んでいってもらいますと先生は言った。
「僕のお父さんは・・・」
「私のパパはよくおならをします。」
クラスの子たちのおもしろい文章にみんな笑ったり、お父さんの仕事に驚いたりしていた。
でも僕は全然聞いていなかった。
ただひたすら「僕の作文は選られませんように」ただ祈って下を向いているだけだった。
発表会は順調に進みあと10分で授業も終わるところまで来ていた。
僕は少し安心していたのだがその期待は無駄だった。
「じゃあ最後に〇〇君に読んでもらいます」
頭の中は真っ白だった。


「あの、先生・・・僕はお父さんの事書いてないです。」
クラス中から非難の声が上がった。
バカじゃねえの?廊下に立ってろよオマエ
様々な声が飛び交ったが非難の意見はみんな一緒だった。
もうどこにも逃げられなかった。
「静かにしなさいっ!」
突然の大声に教室は静まり返った。
「先生はどうしても読んでもらいたいの。だからみんな聞いてください」
「さあ読んでください」

「ぼくのお父さん」
「僕のお父さんはいません。 幼稚園の時に車にはねられて死んだからです。
だからお父さんと遊んだのもどこかへ行った事もあまりありません。
それにお父さんの事もあまりおぼえていないです。
写真があるのでみましたがおぼえていないです。
だからおばあちゃんとお母さんのことをかきます。
お母さんは昼間しごとにいってお父さんののかわりに働いています。
朝はやくから夜おそくまでいつも働いています。
いつもつかれたといってますが 甘いおかしやたいやきを買ってきてくれるのでとてもだいすきです。
おばあちゃんはげんきで通学路のとちゅうまでいつもいっしょに歩いてきてくれます。
ごはんはみんなおばあちゃんが作ってくれてとてもおいしいです。
お母さんが働いているので父兄参観の時にはおばあちゃんが来てくれます。
みんなはおまえの母ちゃんババァなんだと からかってくるので はずかしったけど
でもとてもやさしい いいおばあちゃんです」
「だからお父さんがいなくても僕はあまりさびしくありません。 お母さんとおばあちゃんがいてくれるからです。
お母さんはお父さんがいなくて ゴメンねと言ったりするので 早く僕が大人になって仕事をして
うちの家族のお父さん代わりになって お母さんとおばあちゃんの生活を楽にしてあげたいと思います。
だからおばあちゃんには長生きしてねといつもいっていて、
お母さんにはいつも肩をもんであげています。
二人とも泣いたりするので すこしこまるけど そんなお母さんとおばあちゃんが僕は大好きです。」

一気に僕はしゃべった。
先生には死んだお父さんのことを書けばいいのにと言われると思ったし、
クラスの子達からはおまえお父さんがいないのか?
もしかして捨て子だったんじゃねえか?
とまたイジメられるのかなと思ったりしていた。
顔をあげる事もできなかった僕は救いを求めるように先生の顔を見てみた。
先生は立ったまま泣いていた・・・
先生だけではなかった。
他の子たちもみんな泣いていた。
僕が初めて好きになった 初恋の子は机にうずくまって泣いていた。
イジメていた子たちもみんな泣いていた。
でも僕にはなぜみんな泣いているのか分からずにいた。
どうして?
お父さんがいないからお母さんとおばあちゃんの事を仕方なく書いたのに。
どうしてみんな泣いているのだろう?
「〇〇君・・・」
「はい・・・」
「先生は人の心が分からないダメな先生でした。
ゴメンなさい。
世の中には親御さんのいない子もいるのにね。
そういう子たちの事も頭になくてお父さんの事を書いてだなんて、
あなたの事も知らなかったとはいえ本当にごめんなさいっ!」
先生は顔を覆ったまま泣き崩れていた。
それがその日起こった出来事だった。

次の日からなぜかイジメられなくなった。
相変わらず口悪くからかったりはされたけど殴られる事はなくイジメのリーダー格の子に遊びに連れていってもらえるようになった。
先生はその後の家庭訪問でその日の出来事をおばあちゃんに話して謝っていた。
作文の事は僕は話もしていなかったので少し怒られたけど話を聞いた母も、
今は亡くなったばあちゃんもうれし泣きみたいなくちゃくちゃの顔で叱ってくれた。
僕も立派な、人に誇れるような仕事はしていないけど、
家族のおかげで一人前の大人の男にはなれたとは思う。

2023年11月3日金曜日

最重要 どんな離乳食が赤ちゃんを発育させるの??

当院では昔から一貫して、離乳食には決して硬い歯ごたえもあるものではなく、舌で潰せる硬さのもを食べさせる様、変わることなくお伝えしてきました。 

理由としては

乳歯は2歳半から3歳で奥歯が生え揃います。当然ながら歯が無ければ、少し歯ごたえのある食材や線維質すら噛む事は出来ません

・硬いものを咀嚼するだけの筋力が無い。

の2点を説明して参りました。


ここからが今回の本題なのですが(現在まで、小児歯科 矯正歯科では全く追求も解明もされてこなかった内容です)、

ではもし乳児期に舌で潰せない硬いものを与えていた結果、何が起こるのか?

筋肉・骨格が未熟で弱い乳幼児期、特に乳歯が生え揃う3歳頃までは噛む力が非常に弱く、また、重い頭、体を支える筋肉も



弱い時期です。背骨も非常に柔らかい状態で、こんな未熟状態の時期に、潰せない硬い食材を与えられてしまった場合、強く縦方向に歯槽部で噛む習慣がついてしまい、その結果、頚椎等に大きな負荷が掛かる事は想像できると思います。この習慣的な大きな負荷は発達発育に対して確実に悪影響をもたらします。

それでは 乳歯がほぼ生え揃う3歳頃まではどんな食材が良いのか?

最初の繰り返しになりますが、乳臼歯が全て生えておらず、筋肉・骨格が未熟な時代は、舌を上顎の裏側に押し付けて、すり潰しができる食材が適しています。お粥、野菜ペーストから始まり、



徐々に体幹が安定してくれば、豆腐、根菜のソテーや、軟らかく煮たスープ内の葉物野菜や、軟飯等は良いメニューでしょう。

そして大事なポイントです、この舌によるすり潰しの動きができれば下顎は自然と縦ではなく横方向に動きます。この動きでは顎関節や頚椎等に対して負荷は掛かりません。そして舌のすり潰しと下顎の横の動きは、下顎骨を発育させる大きなポイントの一つなのです。



この時期に硬い食材を与えてしまい縦に強く噛ませるか、舌ですり潰しの出来る食事を与えて横方向のすり潰し咀嚼をさせるかは、その後の骨格成長、そして、結果として歯並びに対してもとても大きな影響を及ぼすのです。

おやつで、グミやガムを噛ませてもダメですよ。発育発達への大変な悪影響をもたらします。



余談ですが、大人でも硬い食材を好んで食される方々は見えます。奥歯は臼歯と呼ばれる様に、文字どおり臼(うす)の形態をしています。臼歯はすり潰すために存在する歯なのです。とは言っても実際には臼歯でも少なからず縦方向に噛んでいます。しかし、特に硬いフランスパン、スルメ、氷、飴玉、冷やしたチョコなどを強く噛む習慣は歯周組織のみならず、顎関節や筋肉にダメージを与えてしまいます。大人でもあまりに硬い食材を習慣的に噛まない事が肝要です。

 

 ※今回のブログの内容は 私の師匠である日本歯科大学名誉教授 丸茂義二先生のご指導に基づいております。今までの歯科界では明らかになっていなかった 又は触れられていなかった数多くの事実を 実際の症例から解明されております。

2023年9月28日木曜日

上唇小帯付着異常について 1歳6ヶ月 健診で指摘された方

 保健所の1歳6ヶ月健診 で上唇小帯付着異常を指摘されたと相談される方が ちょくちょくお見えになります。

実際にお子様の上唇小帯を見せて頂きますが、さほど太くもなく、この年齢で気にする事はないのに、と感じる事が大半です。


確かに一部のロープの様に太いものは今後の対応を検討すべきですが、殆どのケースでは切除などしなくても良いと感じます。







この時期に上唇小帯が高位(左右前歯の間まで伸びている)である事を気にする理由は全くと言って良いほどありません(確かに歯磨きしにくいとか、、そういう事はありますけどね)。


大事なのは、顔面の骨を育てる事なのです。顔面の骨とは当然、・頭蓋 ・上顎 ・下顎  が含まれます。

上顎が育てば上唇小帯の位置自体も低い位置(歯から遠い位置)に移動して行きます。

しかし骨が育たないと、いつまでも上唇小帯が前歯間まで伸びている状態で、左右前歯同士が離開したまま閉じない、等の結果になります。


ではどうすれば、顔面の骨が育つのか?

これは当院が皆様に常にお伝えてしている育児方法が大切になってくるのです。

残念ながら歯科健診では、根本的に何が必要かという事まで指導される訳ではなく、現在の状態だけを見て要注意としか言われませんので、

是非、お子様の正常な発育発達を希望されている方は、当院の話を聞きにいらして下さい。